バレンタインデー
バレンタインでしたね。
今年も甘酸っぱいあんな思い出やこんな思い出が日本中で作られたことでしょう。
僕には5歳の息子がいますが、これくらい年でも、甘酸っぱい思い出が出来始めるもんなのですね。
昨年は手紙を貰って帰ってきました。
しかし、幼稚園バックの隅に入っているのを妻が発見し、それまで本人は忘れている始末
妻:「あれ?手紙あるよ」
息子:「あーー。~~ちゃんがなんかくれた。」
妻:「え??なになに?バレンタインだから??(興奮)」
息子:「バレンタイン?なにそれ」
妻:「女の子が好きな男の子にプレゼントをあげる日だよ」
息子:「え?なんで?なんでプレゼントくれるの?」
妻:「まあ、、、、そういう日なのよ。で!!!~~ちゃんとは仲良しなの?(興奮)」
息子:「まあ、、、普通」
妻:「・・・・。明日~~ちゃんに手紙ありがとねって言うんだよ」
息子:「え?なんで?」
妻:「そういうもんなのよ」
息子:「わかったー」
と、さっぱりわかっていない様子。
本人に聞いてみると「LOVE」の「好き」という感情は全くなく、「可愛い」や「好きな顔」等も全くないとのこと。
まあ、まだ4歳だもんな
それから半年が経ち
「ねえねえ、結婚て何回出来るの?」
という質問を突然してきました。
どうやら、息子はそこそこ人気があり、複数人の女子から求婚されている状況とのこと。
しかし、相変わらず彼には「LOVE」の感情が無い。
そのため、みんなに「いいよ」と言っていたところ
女子から「結婚は一人としか出来ないんだよ!!」と怒られた。
とのこと。
しかし、繰り返しますが彼には「LOVE」の感情が無い。
一人なんて選べないから順番に結婚しようと思い立ったのだが、なんとなくまた怒られる気がしたので、「ねえねえ、結婚て何回出来るの?」という質問に至ったらしい。
なんたるモテ男の悩み。
しかし、そのころは「女の子の結婚ブーム」だったらしく、彼の1度目のモテキは過ぎ去っていった。
しかし、引く手数多とまではいかないものの、どうやら彼は三角関係にあるようだった。
A子ちゃん
彼に思いを寄せる女子の一人目は「A子ちゃん」
彼女は気が強く独占欲が強い。
一度公園でばったり会って遊んでいるところを見たが、完全に尻敷かれており彼はA子ちゃんの言う事を常に聞いていた。
A子:「息子君!!こっちに水運んで!!」
息子:「わかった」
A子:「こっち来て!」
息子:「わかった」
遊ぶときはそんな感じで、息子がほかの子と遊ぶと怒ってきたりもするらしい。
ただ最も愛を伝えてくれるようで、よく「結婚しよう」と言ってくれるし、以前は息子を「王子様」と呼んでいた。
B子ちゃん
2人目のB子ちゃんは、底抜け明るい活発な女の子
我が家に来たこともあるが、波長が合うようでとっても仲良く遊んでいた。
彼にとっては「親友」のような存在であり、他の男友達を含めた中でも「一番の仲良し」と言っていた。
ただ、B子ちゃんには息子以外にも結婚したい子がいるらしい。
※ちなみにその子は4月からお受験で合格した私立小学校に通うイケメン男子
C子ちゃん
三角関係と言ったが、もう一人を忘れてはいけない。
昨年唯一息子に手紙をくれたC子ちゃん。
あまり一緒に遊んでいないし、彼も「普通」と言っていたのでもう何もないと思ったが、最近とても仲良くなったらしい。
C子ちゃんは「女の子らしい女の子」遊んでいるのを見たことはないが、髪が長くお母さんにきれいに結んでもらっている。
息子にくれた手紙に書かれたハートや絵もとてもかわいかった。
さてさてさて、そしてバレンタインである。
先に結論を書くと、A子ちゃん・B子ちゃん・C子ちゃんの内、一人だけが当日に来てチョコを渡してくれました!
それは・・・・
A子ちゃん!!
気が強く、時にはわがままを言って息子を困らせたりしているようですが、彼女の思いは強く
母親にたのんで、我が家の場所を聞いてわざわざチョコを届けてくれました。
いつもは気が強い彼女もその日はしっかり照れて、もじもじしながらチョコを渡した後、一緒に写真をとって帰って行きました。
はああ甘酸っぱいねえ。
当の本人はと言うと、やっぱりまだ「LOVE」の感情はなく、向けてもらった「LOVE」も感じ取れないようでした。
貰ったチョコは「ぼちゅも欲しい」と言った弟に「じゃあ半分こしよ」と言って二人で食べて満足していました。
でもそういう優しいところがモテるのかもしれないですね。
え??
僕??
妻から一個貰っただけですけどなにか?
コメント