脱スマホに向けて
先日掲げていた脱スマホにむけて、モチベーションを高め、正しく対処するためにアンデシュ・ハンセンの「スマホ脳」を読んだ。
今日はその本の要約
要約
一言要約
「スマホ依存症はやばいから、気を付けろ!!」
もう少し詳しく要約
前提
我々脳は原始人と変わらない
私達はとても文化的な生活をしているが、「人類史」においては原始人として生きてきた時間のほうが圧倒的に長い。だから脳はいまだに原始時代とかわっておらず、その証拠に生理現象(空腹・眠気・排泄等)は変わらないし、欲求も変わらない。
その原始的な生活で最重要なのはもちろん「食料調達」。
一つの場所に場所に留まっていては、食料が枯渇してしまうので、人間は本能的に「より多く」「より新しく」を求めるようになった。
・「もしかしたらあっちにマンモスがいるかもしれない」
・「もしかしたらこっちに実のなる気があるかもしれない」
こんなカンジだ。
この「もしかしたら~~かもしれない」という、ベネフィットを期待する思考(妄想)は、食料調達のため(生き抜くため)には、とても重要であるため、次第に人類の脳は「もしかしたら~~かもしれない」と考えることが、快楽となり人々は没頭するようになった。
その時に発生する脳内物質を「ドーパミン」という。
※ここテストにでるぞぉ。
スマホを使うとドーパミンがドバドバ
スマホからは、我々が本能的に大好きな「より多く」「より新しく」が常に供給されている。
「現代人が一日受ける情報量は、平安人の一生分」なんて話もある。
そんな状況だから、脳からは、ドーパミンがドバドバ出て、我々は「より多く」「より新しく」を次から次に探し続ける
「もしかしたら、新しい投稿があがっているかもしれない」
「もしかしたら、いいねがついているかもしれない」
「もしかしら、新着のメッセージがとどいているかもしれない」
スマホをいじっている間、脳は絶えず高速でこんな妄想し続けている。
しかもこの妄想は、本能的に「快楽」であるため、やめられない。ってわけ。
しかも、ドーパミンは「もしかしたら~~かもしれない」と妄想するときにドバドバでますが、その快楽は過去の経験を上回っちゃいます。
たとえば、
「YouTubeの動画を100本みて、そのうち面白い動画は1本だけ」だったとしても、僕らは「もしかしたら、今日こそ面白い動画に巡り合えるかもしれない」と期待して101本102本と次々に動画を見続けてしまう。次の日もその次の日も。
(はい、私です)
これは「面白い動画が見たい」という欲求ではなく、「次こそ100分1の面白い動画を見れかも」と妄想するのが、ドーパミンがたくさん出て気持ちいいからYouTubeを見続けているって訳です。
ちなみに、当たり100%とかより、当たり30%のくじの方が没頭するように僕たちの脳は出来ているらしいです。
こえー
スマホ上のあらゆる機能やサービス(SNSとかアプリ)はドーパミンを出すことを意識されている
依存症はビジネス的には最高です。
そのため、ありとあらゆる機能やサービスは我々の頭からドーパミンを出すように作られてます。
Amazonのレコメンドアルゴリズムとか、Facebookのいいねとか、通知機能とか全部ドーパミンを出すための仕組みです。
より快楽を与え、より没頭させ、より依存させちゃえば、チャリンチャリンとお金が入る仕組みを作っているわけです。
少し陰謀論チックですが、Facebookの副社長やらアップルのお偉いさんやらが実際に言っているので、これは事実っぽいです。
ちなみに、スティーブジョブズやビルゲイツも自分の子供にはスマホを与えなかったり、使用時間を厳しく管理して、出来るだけスマホから遠ざけるようにしています。
まあ、つまり私達は戦略的に「原始的な本能」を利用され、スマホ依存症させられちゃっている訳です。
GAFAMのやろー、このやろー
ドーパミンドバドバのデメリット
でもまあ、依存症だろうと何だろうとスマホは超便利で最高
という見方もありますが、我々は知らぬ間に脳がやられちゃっているみたいです。
私達の脳はもうすでにスマホの悪魔に乗っ取られているので、
勉強している時、仕事をしている時、映画を見ている時、本を読んでいる時、運転をしている時、
いついかなる時でも
「それスマホで調べれば?」
「通知きているかもよ」
「新しい動画UPされてるかもよ」
とささやかれます。
そして通知がなったら最後です。
ドーパミンが出まくり「より多い・より新しい」をいち早く確認したくなっちゃいます。
そんな、状況では仕事や勉強どころじゃないですよね。
そんなこんなで、スマホの影響を様々な実験や検証した結果
集中力、睡眠の質、記憶力、IQ、学力、生産性、メンタルヘルス
もうぜーんぶ悪影響が確認されたみたいです。
じゃあどうすんのよ?
とにかく、スマホを遠ざけるしかないみたいです。
もうスマホ見るだけでも我々の脳はよだれがだらだらでるので、時間確認すらスマホ使っちゃだめよ!
と書いてありました。
また、スマホでやられた脳を正常化させるためには「運動」が一番いいそうです。
※この話はまた書きたいと思います。
感想
脱スマホのモチベーションは上がったので、期待通りだった。また、脳科学的な根拠を基に書かれていたので、とても説得力がある様に感じた。
トレード上手:脱スマホ
目標:3時間30分
12月17日のスクリーンタイム:3時間4分
トレード成功!!
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