本要約:仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

本の要約

ある日(6年くらい前)、

僕は別居中の妻の家にいた。(余談ですが僕たちはかつて別居婚でした。)

妻は仕事で、僕は休み。

妻:「いってきます。鍵は置いてくから適当に」

僕:「いってらしゃーい」

(数時間後)

僕:「コンビニでもいくか・・・」

(数十分後※コンビニ買い物終了)

あれ、、、

鍵がない。。。

(頭フル回転)

たぶん、、、ドアにさしっぱなしだ、でもエントランスオートロックだ。

管理人はいない。どうしよ。。。

(かたっぱしからピンポン)

誰もいない、どうしよう。。。

 

忘れん坊の神様

僕は、幼稚園の時先生に「忘れん坊の神様」と呼ばれていた。

上記の様なことは日常茶飯事であり、とにかく「うっかり」している。

ちなみに、「鍵がさしっぱ事件」のときはマンションの雨どいをよじ登り、侵入して解決した。

泥棒と同じだったが、通報されなくてよかった。

 

35年間「忘れん坊の神様」として生きているが、いよいよやばい。

中途採用した奴が、ミスばかりしていては、信頼関係など築けるはずもない。

ということで、それにまつわる本を読みました。

今日はその要約

人間の脳はミスする様に出来ている

「エビングハウスの忘却曲線」をご存じでしょうか?

その実験によると

僕たちの短期記憶というものは、「20分後に42%、1時間後には56%、1日後には74%」失われるようです。

この短期記憶というのは、

「ドアの鍵をかける」「~~さんにメールを返す」「今日の晩御飯のメニュー」等様々です。

「思い出にもならないような出来事全て」と思うとわかりやすいかもしれません。

 

僕らはこの短期記憶を脳内の「ワーキングメモリ」という場所に保存していますが、この「ワーキングメモリ」は容量が小さく、

新しいものが入ってくると、古い記憶はところてん式ににゅるっと出ていってそのまま忘れちゃうそうです。

 

「容量が小さい」といいましたが、それがどれほどか?といいますと、

「3から4個の情報しか貯蔵できない」

という説があるそうです。

僕が泥棒となった、「鍵忘れ事件」を例すると


1、カギ抜こう

2、あ、靴ヒモほどけてる(別に注意が向く)

3、この前もこの靴履いている時にほどけた名(思考が進む)

4、固く縛っておこう(作業をして、注意が完全に移る)


これですでに、ワーキングメモリはパンパン。

この後、すぐに鍵を閉めりゃいいのですが、

「そういえばコンビニどっちだけ?」

「この前も迷ったな、Googleマップで確認だ」

等と、思考が進んでしまい。

「1、カギ抜こう」がにゅるっと押し出されてしまった。

というわけです。

 

ミスしない人

さてミスしない人はどうしているか?

ミスしない人もワーキングメモリが膨大という訳では無いようです。

1、「忘れちゃう」を前提に行動する

例えば、「すぐにやる」

「鍵は施錠後に必ず抜くと決めている。」とかがそうです。

それだけ?と思うかもしれませんが、僕のような「神様」はそれもできないのです。

 

あとは、「無くさないように置き場所を決める」

とかもそうです。

それだけ?と思うかもしれませんが、僕のような「神様」はそれもできないのです。

毎回、家の中でスマホや財布を探します。

 

2、「失敗から学ぶ」

実は僕、つい最近も同じようなことをしました。

今は一軒家に住んでいるので、泥棒にならずに済みましたが

外出から帰ると鍵がプランと刺さっていました。

そう、全く学んでいないのです!

そして、恥ずかしいことに「同じミス」ととらえていない節があります。

6年前の鍵事件は「妻の家で起きた抜き忘れ」、

最近のやつは「今住んでいる家で起きた抜き忘れ」

別々のミスととらえていて、本質的な「カギ抜き忘れ癖」は手つかずのままなのです。

 

3、余分なこと考えない

過去の思い出とかを勝手に振り返るだけでも、ワーキングメモリを使用してしまいます。

鍵事件の場合、僕は靴ヒモがほどけた記憶に思いを馳せてしまいました。

それがいらんのです。

共感してくれる人も多いのでは?と思っていますが、

僕は思考の癖で「過去の記憶に思いを馳せる」ということを永遠にしています。

例えば今も

10時10分だな → ぞろ目の時に願い事をすると叶うって小さいころ言われたな→ それを言ったA君は元気かな → この前帰省した時は会えなかったな  → でもB君には会えたな → B君はピザ屋で働いてたな → あのピザ屋に貢献したいな → 口コミ書こうかな → スマホどこだっけ?

みたいに、現在時刻からピザ屋の口コミまで一瞬で思考が進んでいきます。

僕はそれを永遠やっています。

たまにそれで、恥ずかしい思い出を思い出して、突然「あああああ」声を上げて頭を抱えたり、楽しいことを思い出してにやにやしています。

 

これがいらん。

 

この回想がワーキングメモリをパンパンにしてしまい、重要なモノををにゅるっと押し出してしまうらしいです。

 

4、失敗から逆算する。

僕の場合、思考を巡らせ「最新の思いついた事」をやってしまいがちです。

重要度より、最新情報に従ってしまうのです。

ミスしない人は、「~~における最大のミス(ロス)は何か?」という視点で物事を考え、事前に対策を打ち続けているみたいです。

 

5、「決意」を解決策としない

ミスをしてしまうと、

「もう二度とこのようなことにしないように気をつけよう!!」

と思います。僕だってそうです。

でも、この決意は効果がありません。

具体的な解決策を取らなければダメです。

 

鍵事件であれば、「玄関の鍵をカードをかざしてあけるタイプに変える」とかが該当します。

でもお金かかるし。。。

とかしていると、一生治らないのでまた同じミスをするそうです。

どうしたらいいんだ。

やってみる事 ※仕事

決意はムダらしいので具体的に以下をやってみます。

まずは、仕事のミスを減らすために

 

1、メモる

ワーキングメモリの容量がこんなに少ないとは思ってませんでした。

なので、「脳内」ではなく「脳外(メモ帳)」に記憶させる癖をつけたいと思いました。

 

2、シングルタスクを完結

思考の癖が強い僕が、マルチタスクなんてすると、脳が簡単にパンクするので、シングルタスクを心掛けます。

またそれぞれを完結させる。

具体例だと、開いたメールは「後で返信せず、即返信」

とかがそうです。

まとめ

僕なりに一言要約すると、「決意はムダ!失敗から学び、仕組みを変えろ」ということでした。

35年間積み重ねた自分を変えるのは、かなり根気が必要だと思いますが、頑張ってみようと思います。

もう、神様とは呼ばせない。

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