要約:メタ思考トレーニング

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メタ思考

転職すると、今までと環境がガラリと変わるので、自然と客観的に見れる場面が増えました。

最初の会社では、その会社独自のルールだとしても

「働くとはこういうものである」「社会とはこういうものである」

というカンジで刷り込まれてきたので、何がスタンダードで何がハイレベルで、どこに異常があるのか?

と言うのがよく分かっていませんでした。

 

でも転職すると、否が応でも、前の会社との比較をしてしまうので、現職の環境やルールを客観視することが増えます。

 

また環境やルールだけなく、働き方に関しても

 

「忙しいってのは相対的に仕事時間が多いか少ないかだけで判断されてるんだな」

とか

「人の評価を気にしないって楽だな」

とか

そんな風に一歩引いたところか観るようになりました。

 

このような客観的な視点では気づくことが多いので、今後も客観性を持ち続けたいと思っています。

 

ってことで、その客観性=メタ思考を鍛えるべく

 

「メタ思考トレーニング」という本を読みましたのでそれを要約します。

 

超要約

メタ思考出来ると

①気づきが増える ②思考の癖から脱する ③想像的な発想が出来る

というメリットがあるので、やった方が良い。

そのトレーニングをしましょう。

もう少し詳しく要約

メタじゃない思考の例

・「批判する人って生産的じゃないよね」という批判

・「人の話得お聞くのが大事だ!」という一方的な押し付け

・「人の言う事は鵜呑みにするな!」というアドバイス

・「傾聴力は大事」という一方的講演

等々、自分の発言が矛盾していることにも気づかず偉そうに言っている人や、矛盾に気づかず、なんとなくその言葉に従っていることありませんか?

 

僕はあります!!

 

これでは、物事の本質に気付かなかったり、ミスリードをしてしまったりしますよね。

 

そうならないために、メタ思考は大事なのです。

 

ただ、「思考の癖」があるのでそう簡単ではありません。

 

本書では、それらをトレーニングするための例題が多く書かれており、実際にメタ思考を体感することが出来ます。

トレーニング例

得意先から「コンペで他社さんに決めたのは価格の差です」と言われたどう対応しますか?

もしここで、得意先の言葉を鵜呑みにして「値段のせいで負けた」で終わらせることは、思考停止を意味します。

なぜならば、「値段のせいで負けた=自分のせいではない」としていることを意味するからです。

値段の高い商品しか持っていない会社や値下げを認めてくれなかった上司に責任を転嫁しています。

もちろん、そうすれば自分の気分はいくらか救われるかもしれません。

ただ、次回への進歩も自らの成長もなくなります。

 

これを、メタ思考で考えてみます。

 

「価格の差」というのは、一番簡単な断り文句です。

 

なので、本当は別の理由がある可能性もあります。

 

上司の鶴の一声かもしれませんし、得意先との信頼関係が問題かもしれません。得意先に商品の魅力が伝わっていないのかもしれません。

 

それらを知らないで思考停止してしまうと、次回はより安い商品を提案するしかありません。

でも

上司の鶴の一声なら、次回はその上司にアプローチするとか

信頼関係だったら、商談を増やすとか

魅力が伝わっていないなら、提案資料を変えるとか

 

次回のアプローチは変わってきます。

 

まとめ

僕が出合ってきた「出来る人」を思い出すと、共通点は「メタ思考」ではないかなと思います。

ただそんな人達でさえも、常にメタ思考という訳でないと思います。

思い返すと、出来る人達でも、自分の思い込みや自己矛盾を語っていたな。

とも思います。

 

とすると、もしかしらメタ思考の徹底化ができるとかなり武器になるのでは?

とも思います。

 

結構やってみると「面白い」ので続けることが出来ればと思います。

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