本要約:観察力の鍛え方

とってもいい本でした!!

 

面白かった〜。

 

転職して以降、僕はより「ストレスなくのびのびと生きていきたい」と思うようになりました。

 

どうやったらそんな風に生きられるのかなと思い、本を読んだりしています。

 

そんな中で言われている事は大きく2つだと思っています。

 

1、生産性ぶち上げろ説

 

2、ストレスを作ってるのは自分説

 

 

1、生産性ぶち上げろ説

 

限りある時間やエネルギーをとにかく効率よく有効的に使い、生産性をぶち上げる事を推奨する説

 

より多くの事を達成したり、成長できたりするので、人生が充実する。

 

と考えている

 

 

キーワードは

「効果」「効率」「最大化」「最適化」「行動」「挑戦」「選択」「成長」「未来」

 

 

イメージは

筋骨隆々のゴリマッチョ

 

 

2、ストレス作ってるのは自分説

 

未来への希望より、今ある幸せに目を向けてその日、その瞬間を豊かに暮らす事を推奨する説

 

 

成果や評価は追い続けるのは、ネズミが滑車を走り続けるよう行為でキリがない。滑車から降りて今ある幸せに気づこう。

 

と考えている

 

キーワードは

「自然」「リラックス」「解放」「放棄」「愛」「無」「現在」「気づき」

 

イメージは

仙人

 

 

僕の頭の中では、ゴリマッチョと仙人が交互にプレゼンをしていて、「戦え、そして強くなれ」と言われたり、「いや、戦うな、ただ感じるのじゃ」と言われたりしてます。

 

 

最初は資本主義や年齢に適しているゴリマッチョの説が優勢でしたが、徐々に仙人の教えを実感することも増えたります。

 

でもなぁ、なんかなぁ、

 

どっちもめんどくせえんだよな。

 

どっちも出来る気がしないんだよなぁ。

 

と言うのが僕の正直な気持ちでした。

 

そんな中「観察力の鍛え方」という本を読みました。

 

今の僕には最高にハマった内容でした。

 

その本を要約します。

 

一言要約

観察することで人生は豊かになる

ちゃんと要約

僕たちはちゃんとみていないらしいです。

あえて「みていない」とひらがなで書きました。

「みる」という漢字が、見・観・診・視・・・いくつもあるからです。

このように「みる」という行為は奥深く、意外と難しい事なのです。

「本」「YouTube」「自分自身」「家族」「風景」「清水エスパルス」、僕はそれら全てを間違いなく「みて」います。でも、それらの本質まで「みること」は出来ていません。

つまり、「観察力」がないのです。

 

例えばこの有名な絵

《牛乳を注ぐ女》ヨハネス・フェルメール|MUSEY[ミュージー]

 

僕は最初この絵を見て、なにも感じませんでした

 

でもよーく観察してみます。

 

牛乳を注いでいるのは女性で、窓から光がさしていて、手は結構たくましく筋肉が浮き出ていて、テーブルの上にはパンとポットがおかれていて、床には木の箱のようなものがあり、壁にはカゴと金属の容器のようなものがかかっていて、女性は頭に布を巻き、青いエプロンをしている。

 

頭に布を巻いて日常の家事をする人は少ないですよね。という事はこの女性は家政婦なのかな

とか思います。

 

もう少しよく見てみると、壁にキューピットが書かれています。

 

これ気づけました?

 

よーく見ないと気づけないですよね。

 

しかし、ここまで写実的な絵においてこのキューピットはあまりに不自然ですよね。

家の壁にキューピットが描いてある人います?

または、「気づいたらキューピット描いちゃってた」って人います?

いませんよね。

という事は、作者は「不自然なキューピットあえて描いた」ことになります。

 

でもなぜでしょうか?

 

キューピットには何の意味があるのでしょうか?

 

もしかしたらこの女性は「恋をしている」という事なのかもしれません。

 

そうすると、女性の表情はどう見えますか?

 

微笑んでるようにも見ます。

何気ない、退屈の仕事の最中に思いを馳せている人を思い出しているのかもしれません。

 

一方、悲しい表情にも見えます。

失恋をしてしまったのかもしれません。

 

このように「観察(キューピットを発見)」をすると、そこから「問い(なぜキューピット)」と「仮説(恋をしているのでは)」が生まれ、「何も感じない絵」が「悲しい絵」にも「幸せな絵」にも見ます。

 

さてどちらなのでしょう。(問い)

この光が朝陽だったら「幸せな絵」で、夕陽だったら「悲しい絵」かもしれないな。(仮説)

もっとも見てみよう(観察)

 

著者曰く

観察とは問いと仮説の無限ループを生み出すもので、その無限ループは楽しい。

なぜならば、観察によって自分で見つけてしまったがゆえに、解きたくなる「問い」とセットであるため、モチベーションになり得る。

とのことです。

 

 

ゴロゴロドカーン!!!

 

この言葉は僕の頭に雷を落としました。

 

この絵が「悲しい」か「幸せ」か、きっと正解はありません。

そして、どっちだったしても僕の生活は変わりません。

でも、楽しかった。

よく見て新たな事を発見したり、そこから思考を巡らせる過程は楽しかった。

これが「楽しく生きる」って事なんじゃない?

 

ゴロゴロドカーン!!!

 

マッチョ対仙人

冒頭のマッチョの仙人の話に戻ります。

どっちの説が「ストレスなく生きられるか?」という問いでした。

多分どっちでもなくて、どっちでもいいのです。

でも大事なのは、マッチョ説かな?仙人説かな?なんて言いながら、色々やってみて、色々学ぶこと。そしてそれを楽しむこと。

 

その時に大事なのは「観察」

 

きっとたくさん失敗するし、失敗は嫌だし怖い。

 

でも観察により、「解きたくなる問い」が見つけられたらトライ&エラーはきっと楽しくなる。

 

一つのキューピットで、絵の見方がガラリと変わったあんな風に。

 

自分を観察

自分自身を観察してみました。

本書に、「自分だけのモノサシを育む」という章があります。

観察により、「ブレる事のない価値観」を探してね。

ってことです。

 

僕の場合「人生を謳歌したい」という事が当てはまりそうです。

 

では、どんな風に謳歌したい?

→ロールプレイングの様に、少しずつレベルアップしていくとを楽しみたい。武器手に入れたりや仲間と協力たりその時々のイベントを楽しみたい。でも、パーティーの先頭に立つ勇者でありたい。誰かに導かれるのではなく、自分自身で行先を決めたい。

 

つまり?

→「ロープレの勇者の様に生きたい」

ということらしい

僕は勇者(自称)

「ロープレの勇者」

少しアホっぽいのですが、かなりしっくりきました。

 

冒険好き。成長好き。仲間好き。イベントも好き。強い武器や防具も欲しくて仕方ありません。

 

だから、転職もしたし(冒険)、誰も読まないブログを一生懸命書いたりしています。(成長)

 

もしかしたら、転職もブログは成長に繋がらず、むしろもしない方が良かったことかもしれません。

 

でも、色々やってみたいのです。

だって人生を謳歌したいじゃない。

 

マイナスの影響もあります。

「主人公で勇者」という事に強く拘り、かなりプライドを持っています。

 

行き先は自分で決めないと気が済まないし、他者に指図されることはとても嫌いです。また「弱い」「情けない」「カッコ悪い」と思われることを何より嫌います。

 

つまり「超自己中でプライドが高い」

 

色々整理してみると、僕がストレスを感じる時は大体「他人に主導権を握られる時」と「プライドが傷つきそうな時」でした。。

 

ああ、なんてカッコ悪い!

ああ、なんて情けない!

 

優しくたくましい勇者であればいいのですが、年を重ねるごとにカッコばかりの鎧の下には贅肉がどっぷりついて、いっちょ前で「我こそは勇者でござい!!」と言っている訳です。

 

ああ、ダサい!!

 

妻や親友はそんな事とっくに気づいていたと思いますが、僕はようやく気づけました。

 

でもだからと言って「勇者やめます」にはなりません。

 

どうする?勇者

 

とにかく、ぶくぶく太った自意識をダイエットしなきゃなりません。

 

より正直に、より泥臭く、より謙虚に、より誠実に。

 

勇者らしく、努力を積み重ね、勇敢に戦わにゃあいかんのです。

 

一歩が踏み出せない時は、「観察」を心掛けてみます。

 

観察の先には楽しみがあるはずです。

 

そして何より、気をつけなければならないのは、他者への関わり方。

 

僕はデブ勇者なので、自己中心的なコミュニケーションだったと思います。

 

一見献身的なコミュニケーションでもその先には「報酬」を期待するやましい気持ちがあったように思います。

 

誠意・敬意・貢献が足りないことを自覚しなければなりません。

 

最も身近な家族に対してはマストです。

 

僕の自己中心的なロープレに彼らを巻き込んではいけません。

 

妻や息子をよく観察し、彼ら彼女らが自分の人生を謳歌出来るように寄り添えるようになりたいです。

 

まとめ

この本はとにかく良かったので、

 

本の内容に合わせて要約というより、自分自身の観察を意識して書いてみました。

 

人生のバイブルにもなりかねない本だと思います。

 

人生に迷ったときには、この本をまた開こうと思います。

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